@40歳代以上の衣料品
団塊の世代をターゲットにした衣料 (2003.9.11・・・9.25改訂)
1.40代〜60代は大きな市場:顧客の満足を得ているか?
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H15年年間洋服代(円) |
H13年人口(千人) |
| 男性 |
女性 |
男性 |
女性 |
| 40代 |
61,398 |
84,064 |
8,181 |
8,102 |
| 50代 |
62,035 |
81,221 |
9,590 |
9,755 |
| 60代 |
53,387 |
82,966 |
7,285 |
7,910 |
| 計 |
176,820 |
248,251 |
25,056 |
25,767 |
団塊の世代を中心にした40代〜60代の人口は5000万人強いる。 40代〜60代の洋服の
年間市場規模は 3兆6000億円/年程度あると推定される。
●女性:約2兆1000億円 ●男性:約1兆5000億円
鰍iMRサイエンスの「ITインパクト調査2003」によると、男女とも40〜50代は年間の洋服購入
金額が多くなっている。
( 女性40代84,064円、女性50代81,221円、男性40代61,398円、男性50代62,035円)
やはり10〜20代の女性が購入金額からリードしている。
(女性10代94,494円、女性20代 89,159円)
40〜60代(女性60代82,966円)の女性は、20代男性(男性20代72,408円)を上回り衣料消費
の大切な顧客層である。
男性の40〜60代の衣料消費も奥様が主導権を持つことからも特にそう言える。
また、鰍iMRサイエンスの「ITインパクト調査2003」によると、同調査から女性の衣料の購買先
を見ると、
●1万円以上の衣料の購買先
1)「百貨店」が70%弱、 2)「専門店・ブティック」が60%弱、
3)「総合スーパー」20〜30%、4)「カタログ通販」20%弱
● 1万円以下の衣料の購買先
1)「総合スーパー」70%弱、 2)「カタログ通販」「専門店・ブティック」は20代が50%程度と
やや多いが年代が上がるとともに少なくなっている。
男性は、1万円以上の衣料でも、「総合スーパー」が高く40代、50代では、「1万円以上の服」、
「1万円以下の服」ともに、「総合スーパー」が高くなっている。
「百貨店」「専門店」での洋服の購入率が高まれば、顧客の年間消費金額も上がる!
2.一般的な標準表示サイズの商品が全く合わない顧客が、
40代〜60代に3000万人いる!
(社)人間生活工学研究センターが実施した1994年における身体部位測定データによると、次の
ような測定結果が得られている。40〜50代の世代と18〜29才の世代を「身長」と「ウェスト」で
比較すると下のような図となる。
(女性) (男性)

黒い点線は、JISなどにおける標準的なサイズでカバーされる部分を示している。
18〜29才の顧客層の体型は、標準的な衣料品の商品サイズで大半はカバーされていることが
分かる。標準カバーサーズと表示している細い点線は、無理して着ることができる範囲でしかない。
しかしながら、40〜50代の顧客層の体型は身長も低くウエストも大きい体型であることは認識さ
れているであろうけれどもデータでは、一般認識以上に標準的なサイズの衣料商品では体型に合
わない人達が大多数いる。
女性の3/4、男性の1/2は、標準的なサイズの衣料ではサイズが合わない!!!
60代も同様で標準サイズでは合わない人が同率以上いる。
3.市場機会・成長のチャンス!
サイズで顧客満足度の低い顧客(40代〜60代)が全国で3000万人以上もいる。
●女性:約1700万人(約75%)以上
●男性:約1300万人(約50%)以上
鰍iMRサイエンスの「ITインパクト調査2003」のファッション生活クラスターから見ると、
●お気に入りの店やブランドを贔屓にする人が、20〜40代女性を中心に21%いる。
●自分のセンスと合うかどうかを重視して、自分の好みのテイストのものをセレクトする人が30代、
50代女性を中心に16%いる。
●流行やトレンドに敏感で自分のセンスを重視する人が16%、流行を追っかける人が12%いる。
○価格志向が強い人が14%、ファッションには無頓着な人が23%いる。
非常に大きな市場を形成する40代〜60代、
購入するショップやブランド自分センスなどそれなりにこだわりを持つ人が63%もいる。
この人達は、サイズが適正な商品・ブランドにスイッチさせることが出来る!
にもかかわらず・・・・・・商品のデザインやテイスト以前に根本的に満たされていない。
40代〜50代の顧客層はその多くにとって、デザインやブランド、品質以前にサイズがフィットして
いない。
ただ、サイズだけあわせればいいというものではないのは当然であり、ヌードサイズにあったデザ
イン・パターンをおこすことが重要である。サイズの展開は通常の2〜3倍以上に必要となり、顧客
の好みのテイストにあったバリエーションが加わる。通販でも、最近はサイズの大きめのものが用
意されているものがある。総合スーパーでもサイズの大きめの小さなコーナーが設けられている
ところもある。身長154pぐらいからバストの大きい・ウエストが大きい商品を僅かに揃えている。
・・・・自分のお気に入りのブランドやショップ?自分のセンスにあったテイストのお洋服?
商品選択の幅が狭くかつ一般の売場とわざわざ分けられている・・・・顧客は敬遠してしまう!
平日の昼間、小売店に訪れ買い物をするお客様は・・・・団塊の世代の女性がどの程度占めるかも
考えて欲しい、若者中心だけで良いのか?・・・・そんなつもりは毛頭なくとも、商品の特性は合って
いない。
「百貨店」「専門店」での洋服の購入率が高まれば、顧客の年間消費金額も上がる。ここでサイズが
適正な商品・ブランドの販売増加が図られなければならない。
40代〜60代の団塊の世代を中心とする衣料の市場において、顧客の「4つのC」にあった、顧客ニ
ーズに応えらる企業のマーケティングミックスの「4つのS」を事業展開できたところが顧客の支持を
得て大きく成長できるであろう。
4つのP 4つのC
製品(Product) 顧客のソリューション(Customer solution)
価格(Price) 顧客のコスト(Customer cost)
流通(Place) 利便性(Convenience)
プロモーション(Promotion) コミュニケーション(Communication)