Effectualなコロナ対策への期待

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抗原検査キットは現在国内に400万回分の在庫があるようです。抗原検査キットを1日80万回分の増産・輸入を政府が企業に要請したようです。抗原検査キットの試薬は国産であっても、検査キットの樹脂製セットの部品(パーツ)等は中国等の海外製が少なくありません。

試薬の不足もありますが、パーツの調達リードタイム3ケ月と比較的短くても調達できるのは3ケ月以上先で、3ケ月分の調達量は8000万回分になります。まして調達先は今春節の長期休暇中です。また、原材料費等が上がり調達するにも価格交渉が難航している時期で、さらに原油価格上昇しており難しい時期です。パーツの原産国の工場は人手不足・原料不足で製造が追いつかない状況で、さらに日本だけでなく世界中から増産のオファーが入ってもすぐに生産できない状況でしょう。さらに輸送のコンテナの手配も難しい状態が続いています。リードタイムはもっと長くなり半年以上パーツが海外から調達ができないということが、もう1年以上前からあらゆる業種の日本の製造現場等で起きています。

抗原検査キットを使って無症状のヒトの検査をして経済を回すようなことはできません。1日38~39万件のPCR検査も難しく400万回分の抗原検査キットの在庫を有効活用し、中等症から重症化し死亡する人をどう減らすかに集中するしかないでしょう。

1日のPCR検査キャパシティー数38万件として、PCR検査での陽性率が15%を超える(新規陽性者数57,000人)と、 感染拡大はPCR検査での制御不能域に入り始めているということになります。1月29日は新規陽性者数84,848人・2月1日の7日間平均の新規陽性者数76,742人と、すでにPCR検査での制御不能域に感染が拡大していることになります。重症者数は増えてきてはいますが第5波のピーク時の1/4程度です。入院中や療養中の人に占める重症者の割合は1月31日には0.13%・783人、この比率を増やさないように制御することに注力すれば何とか医療崩壊しないようにシノゲる可能性はあるでしょう。感染拡大は制御不能域に入ってるのに新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を発出しても経済を止めるだけで効果はほとんどないでしょう。自覚症状のないヒトを濃厚接触者として隔離措置を講じようとしても感染拡大は制御不能域に入っており効果を出せる状態にはないでしょう。自覚症状のある人の中から重症化する可能性の高いヒトをどのようにスクリーニングするかがカギを握るでしょう、ここは専門家という方のポンコツな理想論ではなく現場の医療に携わる方の実行可能な方法で今すぐ実行するしかない。新規感染者数のピークを下げることより、いかに効率よく新規感染者のなかから重症化する可能性の高いヒトをどのようにスクリーニングするか現場の医療関係者が活動しやすい環境をすぐに整えることに集中すべきでしょう。

個人のセルフマネジメントで出来うる備えはして来ました。最悪を想定しての備えで、できれば使うようなことがない状態を願っていました。しかし最悪の想定が現実に起こりうる状態になってしまっています。

しかし、3回目のブースター接種や PCR検査や抗原検査キット、ワクチンパスポートなどで経済活動維持と感染拡大抑制をしようとする試みは、先進国欧米等で先行して実施されていますが芳しい成果は得られていません。エビデンス、エビデンスといって海外の事例を取り上げても、上手く行っているエビデンスがない。批判のためにブースター接種や PCR検査や抗原検査キット・ワクチンパスポートなどの海外事例との比較で日本が遅れていることを持ち出しているだけです。インフルエンザのように新型コロナと経済活動・社会活動維持をしていくには、むしろ現在の日本のように追い込まれた状況での試みから、将来の可能性が見出せるのではないでしょうか。

自覚症状のある人の中から重症化する可能性の高いヒトをどのようにスクリーニングし肺炎に進行しないように治療していく仕組みを作り上げられれば画期的なことでしょう。ここに集中して対応し成果を出し、新型コロナとともに社会・経済を回す仕組みを作る、という戦略的な立ち位置を明確に打ち出し利害関係者のコミットメントを得るようなManagementが行われ、Administration(政権・本部・経営陣がその組織の方針を設定し導く)に迫ってくれることを私は期待します。批判してたってしょうがない、今の状況を乗り切り可能性を追求する社会であってほしい。

社会・市場・組織・コミュニティーなどのなかで、少数派として自分や利害関係者のPurpose(存在意義・存在価値)をUpdate(不具合の修正や小規模の機能追加)しながら、Myーplace(居場所)をRebuilding(再構築)し続ける。期待に反した状態になるだろうと想定し、出来得ることをしています。モヌルピラビルすら適切な感染初期に投与されにくい状態は続き、足りなくなることも想定されます。自分で抗原検査しイベルメクチンを服用し、パルスオキシメーターで肺炎に進行するかどうかのモニタリングするところまではコントロールできるようにしています。そういう生き方がしたいからしているだけです。

MCプロジェクト 代表 坊池敏哉

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