COVID-19の市中感染状態をどう生き抜くか

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厚生労働省は2020年12月17日に厚生科学審議会感染症部会を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の指定感染症の指定を1年間延長(2022年1月31日まで)することが了承されました。私が住んでいる兵庫県は陽性者は皆入院し病床使用率が異常に高い。指定感染症では入院隔離が原則だからしかたありませんが、医療崩壊を速めてしまう・中等症段階で容体変化に気付かず重症化・死亡するケースを増やしてしまうかもしれません。医療崩壊させないために自粛のお願いだGoToの停止だなんだかんだ・・・・、しかし実際には、クラスター潰しができなくて、5類感染症の季節性インフルエンザのような市中感染症の状態になってきています。COVID-19が市中感染の状態になってきたときに、3蜜回避・マスク・手指消毒・5人以上の会食をやめる・年末年始の自粛をするようにお願いされるだけで特に何も対策は変わらない。市中感染状態で指定感染症の指定を1年間延長し対策の具体的な戦略・戦術変更がなければ医療現場がパニック状態に陥る可能性は大変高くなるだろう。COVID-19の第3波はステージがこれまでとは全く違うと私は認識しています。

指定感染症の指定を1年間延長されたので、発熱しても濃厚接触者でなければPCR検査は難しい状態が来年も続くでしょう。自費でPCR検査キットを買って対応できて陽性が出ても確定検査の時によほどの自覚症状が無ければ病床はいっぱいでホテルか自宅隔離になるでしょう。ホテルか自宅かでの隔離中は保健所から1日1回程度の電話で状態確認されるが、酸素吸入が必要になる動脈血酸素分圧(PaO2)が60Torr以下になっても息苦しさを自覚する人は50%程度・・・・COVID-19は急に容態が悪化すると言われているが酸素吸入が必要な状態かどうかは私たち素人の自覚症状では分からない。

マーケティングの現場で行うマクロの環境要因のPEST分析(P政治・E経済・S社会・T技術)で考察し、今できる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染状態を生き抜く対応策を考え準備してみた。P政治や行政・S社会については、市井のマーケ屋個人では対応できるものはない。T技術では、パルスオキシメーター(経皮的酸素飽和度を測る小さな医療器:呼吸器内科の診療時や手術後ICUで指に嵌められる小さな計測器)があり呼吸不全に至るまでの状態を家庭でモニタリングできます。E経済でも、パルスオキシメーターは1台1万円以下で入手できます、今年の春頃はマスクと同じで入手困難な状態でしたが今は探せば入手可能です。

パルスオキシメーターは、「40-50-60/70-80-90 ルール」があり、パルスオキシメーターの経皮的酸素飽和度(SpO2)と動脈血酸素分圧(PaO2)の対応ルールが分かっていれば自分でも酸素吸入が必要な重症な容体かどうかを数値でモニタリングできます。保健所等の専門家に数値で容体を正確に伝えることができます。証拠(エビデンス)となる経皮的酸素飽和度(SpO2)データがありPCR検査・入院治療が必要な状態であることの説得力が高まります。

パルスオキシメーターでSpO2 が75%のときはPaO2が40Torr、SpO2が80%のときはPa02が50Torr、SpO2が90%のときはPaO2が60Torrに相当するというルールです。「室内気吸入時のPaO2が60Torr以下の状態」が呼吸不全とされ、パルスオキシメーターのSpO2であれば90%未満が呼吸不全の状態です。

私は今年の2月にガンの手術でパルスオキシメーターを嵌めてもらった経験があり、妻は昨年に肺の珍しい感染症にかかり診察でパルスオキシメーターを嵌めてもらった経験があり、私たち夫婦は調べたり医療関係の方に聞いて少し知識がついています。私たち夫婦が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患したときは即重症なのかもしれませんが、夫婦各自1台ずつパルスオキシメーターを備えました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(研究代表者:加藤康幸国際医療福祉大学教授)の第3版(9月4日に発行)では次のようになっています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引きの重症度分類等では、「軽症:SpO2≧96%」「中等症I:93%<SpO2<96%・息切れ、肺炎所見」「中等症II:SpO2≦93%・呼吸不全あり」「重症:重症肺炎」となっています(重症とはSpO2が90%未満で呼吸不全とされるレベルなのでしょう)。発熱しSpO2が95%以下なら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の中等症Iの可能性が高まり、93%以下なら中等症IIの可能性が高く、90%をきる重症になる前にPCR検査をし陽性なら中等症レベルでのこれまでに確立されてきている治療を受ければそれなりに高い確率で回復することができるでしょう。パルスオキシメーターは3~4%程度の誤差があり、また80%以下では著しく精度が落ちるようです。私が考えている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の中等症レベルでのモニタリングには使えるでしょう。

SpO2が95%以下なら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の中等症かもしれない。保健所や病院に電話して「SpO2が95%以下である」ことを伝えられたら対応もだいぶ違い重症化する前に中等症段階での治療を受けられる可能性は高まるでしょう。パルスオキシメーターを使うことで重症化前に治療してもらえるようになれば、医療関係者の方の負担も少しは軽減できるのではないかと考えています。

私たち夫婦がパルスオキシメーターを1人1台にしているのは、軽症でホテル等での隔離になったら一人1台必要になるからです。軽症でホテル等で隔離になったら、電話でフォローされるだけで、体温計を持参して体温を測るだけでは容態の変化を正確には伝えられない、まだ一部の自治体でしかパルスオキシメーターの貸出はされていないようです。ホテル等での隔離でパルスオキシメーターで経皮的酸素飽和度(SpO2)を計っていれば、自分の状態が分かり少しは気持ちも落ち着くのではないかと考えています。

文句言っていてもしょうがない、何も変わらない。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する政治や行政・医療界の対応に不満言うより、こんな市中感染状態を生き抜くために個人でもできることがあれば実行する。無駄になるリスクはパルスオキシメーターを2個買ったところで1~2万円。パルスオキシメーターがあれば周りの人の不測の事態にも役立つかもしれません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で重症化しないように少しでも自分でコントロールできる部分があれば、精神的にも冷静に対処できるでしょう。

株式会社MCプロジェクト 代表取締役 坊池敏哉

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