事業開発・革新の新しいセオリー EFFECTUATION:Elements Entrepreneurial Expertise 翻訳本が出る

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エフェクチュエーション

新事業開発・革新の新しいセオリーの本

29日に日本マーケティング学会の第1回エフェクチュエーション研究会報告に参加しました。

私がこの本を購入したのは2009年、ちょうどクライアント先でEC新規事業に繋げるプロジェクトのお手伝いをしていました。過去多くの新規事業開発の日本の書籍で学ぼうとしましたがコンサル本ばかりで・・・・、ようやく見つけこれだと思えた本です(目次や前書きなどがPDFであったので自動翻訳に掛けて)。肝心なところだけ辞書を引きながら1ケ月で読んで整理しこれを指針にEC新規事業に繋げるプロジェクトの仕事に取り組みました。・・・・読破するには1年以上かかりました(笑。

この本が、神戸大学大学院経営学研究科の高瀬進氏が翻訳され今年の初夏頃発売されるようです。・・・・ありがたい、使いようによっては新事業開発・革新に有益なものですが日本語の本がなく周りに内容を説明しにくかったのです。5つのEffectual Principles(効果的な原則)がありその中の「Co-Creation Partnership:Crazy Quilt」というところから本の表紙ができています。コミットする意思を持った利害関係者(ステークホルダー)とパートナーシップを築き新しい市場・ユーザーを開拓すると私は解釈しています。詳しくは、英語サイトですが自動翻訳をかけることができますので、http://effectuation.org/。

日本マーケティング学会会長の石井学長(流通科学大学)の神大助教授時代からの著書もよく読ませていただいていました。STPマーケティングとは別に企業が検討すべき行動原則として「意味構成」・「了解行動」そして「共感的・対話的な理解」が必要だと1993年から言われていました。1980年代半ば、故水口健次氏が会長をしていた日本マーケティング研究所に入り竹山元一氏(元立命館大学客員教授)が社長を務める(株)エム・シー・プログラム(MCP)に配属されたころから同様のことが社内外(各大学の経営学教授の方々を含む)で議論され、仕事だけでなく時間外に社内勉強会などもありました。販促の利害関係者の概念でしたが、水口のペンタゴン・モデルというものがあります。ペンタゴンモデル(老マーケ屋なのでステークホルダー(利害関係者)は使い慣れたこのペンタゴン・モデルが馴染みやすいので、これを使用しています・これからもまだ使用します。)

新規事業開始時(ベンチャーを含む)や事業革新しさらなる成長を図ろうとするときには、STP(セグメント・ターゲット・ポジショニング)マーケティングしようにも定性的リサーチによる事業仮説しかない。・・・・定性的リサーチは、初期微動を起こしているペンタゴンモデルの各関与者の情報を集め事業仮説(意味構成)を作りますが、オーナー中堅企業でもプロジェクト(数億円の事業規模)を推進しようとすると社内からの障害(了解行動をとろうとしても共感的・対話的な理解が得られず)が多々生じます。事業部として自立するまでには、コミットする意思を持った利害関係者(ステークホルダー)とパートナーシップを築き新しい市場・ユーザーを開拓していくことが大切だと実体験から感じました。数十億の事業部になりSTPが重要になります。コトラーのいうマーケターは(百億オーダーの事業規模にできる)商品開発・サービス開発すべし、という事業の次元になり利害関係者も期待するしSTP(セグメント・ターゲット・ポジショニング)マーケティングが展開できるようになる。

50代半ばを超えた老マーケター(マーケ職人)、最後のチャレンジになるであろう「エフェクチュエーションによる新規事業開発・事業革新」。研究手法としてではなく新規事業開発・事業革新における「意味構成」・「了解行動」そして「共感的・対話的な理解」を実現する経営手法として学会でも大切に育てて頂ければ・・・・と願っております。私自身ここ数年実践をしていますが、「いかにクライアント企業に根づかせていくか」この課題をどう具体的にやっていけばいいのか暗中模索の状態です。

何はともあれ、日本語のEFFECTUATION:Elements Entrepreneurial Expertiseが出ることは私にとって「非常にありがたい」・「非常に幸運」なことです。楽しみにしています。

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